25社お祈り!?日本5位の最強学生だった僕が新卒の就活で大失敗した話。
はじめに
やあやあ皆さんお久しぶり!thunderです。前回の記事から1年以上の月日が経ちました。飽きっぽいですね、僕。
というわけでね、会社とか就活とかの話はバズる!ということと、失敗談はバズる!という浅はかな考えから、昔の恥ずかしエピソードを書いていこうと思います!
みんな人の苦労話好きでしょ?
タイトルもなんかバズりそうな感じにしてみましたが25社とか適当です。数えきれないぐらい落ちたので実際はもっと落ちてます。
注意事項
- 7年ぐらい前の話です。2020年の新卒就活事情とは異なる点があるかもしれません。
- 7年ぐらい前の話です。今の僕はもう少しまともな大人です。
- 中途で転職しているので、この就活で入社した会社には現在は勤めていません。
- 幼稚園児並の思考を垂れ流していくので、かなり不快感があるかもしれません。(この記事の想定読者層に幼稚園児は含まれませんが、もし幼稚園児の方で見てくださっている方がいたらすみません。幼稚園児をバカにする意図はありません)
- 当時の活動内容がひどすぎるので一部カットしているかもしれません。
- 内定と内々定の違いとか細かく説明するのめんどいので内定で統一します。
就活解禁前の重大事件
まずは就活を始める前の話として、絶対に欠かせない話があります。
そう、タイトルに日本5位とか書いてるんですが、「学生プログラマ日本一決定戦」と題した大会に出場して、ラッキーパンチで決勝5位という好成績を出してしまったんですね。
一見すると「え、すごい実績をひっさげて就活爆アドじゃん。なにが事件なの?」って思いますよね。僕もそう思います。
何がダメだったか簡単に言うと、調子に乗ってしまったんですね。
当時のこの大会、OSやらオフィスソフトやらつくってる世界的大企業を筆頭に、超すごそうな企業がいっぱいスポンサーをしてて、しかもスポンサーの人事の方々が会場に来ててめっちゃチヤホヤしてくれたんです。
自尊心の塊だった当時の僕はそれはもう自己顕示欲が満たされ、就活の不安とか全部吹き飛んでしまいました。
当時の僕の就活感
皆さん就活の時やりました?自己分析。僕はやってません。調子に乗っていたので。
当時の僕がどんなことを考えていたか、ちょっと思い出して箇条書きにしてみます。
- 名前の知ってる大企業ならなんか安心
- 名前の知ってる大企業はなんとなく保守的でつまらなそう
- ベンチャー企業はなんか不安
- ベンチャー企業はなんか先進的で楽しそう
- 愛知に住みたい(当時愛知にいたので)
- 愛知の企業は車ばっかでつまらん。愛知じゃなくていいや
- 周りのみんな某車グループ受けてるし自分もとりあえず受けとくか
- ゲームに興味がある
- ゲーム会社はブラックって聞いたのでこわい
- プログラミングがしたい
- プログラマーはブラックって聞いたのでこわい
- まあIT企業なら上流でもプログラミング経験はなんか役立つだろ
いかがでしたでしょうか?
企業を「大企業」「ベンチャー」とくくって、ぼんやりとしたイメージしか持っていなかったり、すべての考えにそれを潰す反対の考えがあったりと、むちゃくちゃなのがわかりますでしょうか。
こんな考えの状態で僕がどんな企業を受けたかわかりますか?
そう、「全部」です。名前の知ってる大企業もベンチャー企業も、愛知の企業も愛知県外の企業も、ゲーム会社もゲーム以外の会社も、プログラムを書く職種も上流の職種も、とにかく上に書いてある内容に含まれる企業は全部受けました。
1社目の内定
さあさあ、このヤバい思考のまま就活がスタートしました!
1社目は上記の大会の主催!なんかかっこよさげなデジタルアートとかでバズりまくってるイケイケベンチャー企業です。この会社の演出あってこそ大会のおもしろさが増していたと思います。
大会の主催だけあって、入賞者のことを高く評価してくれていたようですし、学生時代に趣味でつくったフリーソフトの話などもして、プログラミングに対する情熱なども真剣に聞いていただけました。そんなこんなであっという間に内定をいただけました。
非常にありがたい話なんですが、当時の僕は「なんか知らないベンチャー企業はなんとなく不安だなぁ」ぐらいのノリでしたし、保留のまま就活を続けさせてもらいました。
この時点で「まだ周りの誰も内定もらってない中、かなりアドバンテージあるぞ!大会入賞という武器もあるし、これからバリバリ内定もらっちゃうぞ!」とか思っちゃったわけです。
そしてここから地獄が始まります。
大会協賛企業いろいろ
ここまで調子に乗っていた僕も、ここから雲行きがあやしくなっていきます。
先述の通り、大会にはスポンサーとなっている協賛企業がいっぱいあったので、そのあたりからたくさんスカウトをいただきました。
同様の流れで1社内定をいただいていたので、「お?これはあの最強外資企業も、新卒の給料が高いことでよくニュースに名前が挙がるあの企業も、みんな内定ゲットしちゃうかぁ?」とか思っちゃっています。
で、実際いろいろスカウトからの流れで書類選考や1次面接をすっとばして2次面接や最終面接を受けさせてもらいました。
「志望理由はなんですか?」よく耳にする質問ですね。こういった質問に、「大会でお話させていただいた人事の方の話を聞いて、すごくおもしろそうだと思いました!」僕は元気よく答えるわけです。でも具体的にどんな話を聞いておもしろそうだと思ったとかはないんです。ただ、人事さんの説明を聞いて漠然とよさそうって思ってただけで、その企業で働くイメージなんて1ミリたりとも湧いていなくて、具体的な話は何一つ話せませんでした。
そんなこんなで、たくさんあった大会協賛企業は1つも受かりませんでした。
普通の就活の始まり
大会のスカウトも底をつき、マイナビやリクナビに登録して周りのみんなと同じような就活を始めました。
いろいろ調子に乗っていたことをわずかに自覚し始めた僕は、大企業も中小企業もベンチャーも、えり好みせずとにかく目についた企業は手当たり次第受け始めました。
「本命の企業以外も受けることで、面接の練習になる」みたいな噂を真に受けていたという面もあります。
練習なんて甘い気持ちで受けてる時点で本気じゃないのがまるわかりなので、やっぱり「練習用」企業も全部落ちました。
そんなこんなで「練習」したつもりになっていたので、志望度がある程度高い企業ですら、ちゃんとその企業で働く自分をイメージできていなくて、まともな話ができなかったような気がします。同様に全部落ちました。
第一志望のゲーム会社
この記事の上の方にこんなことを書きました。
- ゲームに興味がある
- ゲーム会社はブラックって聞いたのでこわい
そう、ゲームに興味があったんです。でもゲーム会社はブラックというのがよくある噂。なのでほとんどゲーム会社は受けなかったんですが、その1社だけ気になる会社があって、ネットや四季報で見た年収やら評判やらを聞いた限り、この会社だけはホワイトっぽい気がしましたし、何よりこの会社のゲームを僕自身心から楽しいと思ってたのでこの会社は受けました。
今思えば、唯一ちゃんと「志望」して受けた会社なような気がします。
先述の大会の実績もかみ合う企業だと思いますし、自分にもすごく合っている気がしました。
コーディング選考も難なく通過しました。
これはいけるのでは?って思ったのですが、重大なところでやらかしていました。
この会社は「プログラマー」みたいな大きな枠ではなく、サウンドエンジニアとか、フロントエンジニアとかミドルエンジニアとか、かなり細かい職種に分かれて募集が分かれています。
今思えば、志望者が本当にやりたい業務にありつける素晴らしい選考方法だと思いますが、当時の僕は多数のお祈りで中途半端に自信をなくしていたので、あろうことか最も興味がない職種を選んでしまいました。「自分が興味ない職種は人気がなくて倍率も低くなるだろう」と思ったのです。そんなわけありません。人それぞれ興味の向きは違うので、僕が興味がない職種だって誰かが興味を持って受けています。当然興味がうすい職種についてまともに話せるわけもなく、この会社も落ちてしまいました。
これは非常にもったいないことをしたと思います。
二次募集をしている企業いくつか
そんなこんなをしているうちに、ほとんどの企業は一次募集が終わり、二次募集をしている企業ぐらいしか受けられなくなります。
既に内定が1社あったのでその企業に決めればよかったとも思いますが、謎の不安感を抱いたまま、就活を続行しました。
さすがにいろんな落ちた経験から学んだのでしょうか、最終面接まで進んだ企業も増え始め、ついに2社目の内定をいただきました。
具体的に何がうまくいったのか、今でもよくわかりません。それまでに比べて企業のことをまともに調べていたような気がします。
就活の終焉
さて、ここで内定が2社になったわけですが、
2回目に内定した企業はざっくり言うと
- 業務でプログラミングはしなさそう
- IT企業ではある
- 大手子会社なので福利厚生はすごいしっかりしてる
というような感じです。
プログラミングが大好きな僕にとって、プログラミングが業務でできないことはつまらなそうという気持ちがあったのですが、そもそも仕事自体どこの会社でどんな職種になっても苦行というイメージを持っていたので、ホワイトっぽそうという理由でこちらの企業に入社することにしました。
1社目はずいぶん待っていただいたにもかかわらず、特別志望度が高いわけでもない会社を選んでやめてしまったので、今思うとかなり失礼なことをしたと思います。(もともと、第一志望の会社がまだなので待っててほしい、みたいなことを言っていました。)
これで僕の新卒での就活の話はおしまいです。
結局この記事で何が言いたかったの?
この記事で言いたい大きなことは1つで、とにかく就活においては「どんな仕事をしたいのか」を考えるべきだと思いました。
ホワイト企業なのかブラック企業なのか、年収の高低、そういった面を気にする気持ちは否定しませんし、年収が高いホワイト企業で働きたいという気持ちは今でも変わりません。それは当然です。
でもまず、自分がその仕事をやりたいと思っていないと仕事は続かないです。「仕事自体やる気がなくてもホワイト企業なら我慢できるだろう」そう思って興味のない会社に勤めていましたが、やっぱり情熱がないとその仕事自体うまくこなすこともできずに会社に迷惑もかけましたし、僕自身もストレスがたまってしまいました。
上にも書きましたが、第一志望の会社だけはちゃんと志望していたと思います。でも「この会社に行きたい」じゃなくて、「この仕事がしたい」というところまで詰め切れませんでした。あの時ちゃんと本心でぶつかっていたらどうなっていただろう、そう思うこともありました。
もし読者の中にこれから就活をする方がいたら、ぜひどんな仕事がしたいのか、真剣に考えてみてほしいです。
この記事では書ききれませんが、僕は中途でそのあたりを見つめなおし、転職して本当にやりたいと思える仕事ができるようになりました。
読者の方にも、少しでも参考になればと思います。
ここまで長文に付き合っていただき、ありがとうございました。ではでは。