⚡転職で人生が動き出したエンジニアthunderのブログ⚡

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未経験からAIエンジニア!?マウスカチカチしてただけの僕がたった37日で新進気鋭のAIベンチャーに転職できたワケ

はじめに

やあやあ皆さんどうもthunderです。飽き性の僕がこんなにも早く記事を書くに至ったのは、ひとえに皆さんからの反響のおかげです。ありがとうございます!

でもこれは調子に乗ってますね。前回「調子に乗っちゃだめ」って主旨の記事書いたのにね。

人はどうして同じ過ちを繰り返してしまうのでしょう。

まあ調子に乗ってしまったからには立ち止まれないのが僕の性"さが"なので、早速転職の話をしていきます。

前職の話

さて、まず前職についてですが、プログラミングをしない、上流工程を担う会社だったことまでは覚えているんですが、記憶喪失になってしまったので何も覚えていません。最後にやっていたのはストレージの容量を空けるためにデータのコピーをひたすらマウスでカチカチやる業務だったような気がします。GUIの製品を使っていたので、スクリプトで自動化もできずとにかくカチカチやっていた気がします。

 なんでこんな断片的な記憶しかないかというと、全くもって仕事に情熱を注ぐことができていなかったんですね。

「仕事というのはどこの会社で何をやっても楽しいわけがない。安定してお金をもらうためだけにやるもの。」という信条で生きていました。

ちゃんと情熱を注いでやってる人もたぶんいいましたし、僕が「カチカチやってただけ」の仕事にも本来は何か考えてやる要素があった気がするので、僕が純粋にあの仕事において無能だったと思います。

友達主催の異色就活イベント

そんな情熱のかけらもなかった前へ進むきっかけをもらったのが、友達が主催する就活イベントでした。

これは就活イベントと言ってもちょっと特殊で、プログラミングコンテストを行い、ついでに面談をして、もしその会社に入社した場合の年収を査定してくれる、というものです。

正直、転職なんて1ミリも考えていなかったので就活要素に興味はなかったのですが、友達が主催だったことと、プログラミングコンテストもあったのでなんとなく参加しました。

そのイベントで募集されていた職種の一つがそう、「AIエンジニア」です。僕は趣味でゲームAIを開発していたのですが、GoogleのAlphaGoの影響もあり、機械学習にも興味を持ち始めていたところだったので、当時自分の仕事に興味を持てずに腐っていた僕にとって、とても興味が惹かれる職種でした。

これは先述の「仕事というのはどこの会社で何をやっても楽しいわけがない」という僕の信条を崩し、転職を考えるのに十分な後押しとなりました。

転職活動の開始

上記のイベントをきっかけに、その会社を受けることに決めたのですが、せっかくやる気になったので他の会社も調べてみようと考えました。

まずは2つの転職サイトに登録してみました。

ひとつはプロフィールを登録すると企業側からスカウトが来るタイプのもの、

もうひとつはエージェントがついていろいろサポートしてくれるタイプのものです。

僕は前職の仕事については全く自信がなかったのですが、趣味として活動していたプログラミングコンテストの実績があったので、ありがたいことにスカウトもたくさん来ましたし、エージェント経由で応募した企業もほとんど書類選考で通過できました。

天職との出会い

先述の通りAIに興味を持っていたのでAIエンジニアの募集を中心に見ていたのですが、具体的に「どんな」AIがつくりたいかまではイメージできていませんでした。

そんな時に届いたスカウトがゲームAIを開発する企業からのものでした。そう、上の方にも書きましたが、僕が趣味でやっていたこと、趣味で実績をつくってきたものそのものだったのです。

この会社を見つけた時点で複数の企業の書類選考の通過していましたが、完全に興味がこの会社に奪われてしまいました。

1社目(最初の就活イベントの主催企業)

さて、ゲームAIに完全に目を奪われていたので他の会社は極力受けないようにしていたのですが、最初の就活イベントの会社は既に面接日程が決まっていたので面接に行きました。この会社はゲームAIとは一切関係ないです。

新卒の就活の反省として、中途半端な忖度をして本音で話せなかったことがあったので、今回はとにかく正直に話をしました。

どんな会社が気になっているかについても、先述のゲームAIの会社に興味が惹かれていることを話しました。

まあ正直に話すぶんにはいいんですが、ゲームAIの話に熱が入りすぎてしまったせいか、この会社は落ちてしまいました。原因はそれだけともいえないですが、あきらかに熱をこめすぎてしまいましたね。。

2社目(本命のゲームAIを扱う企業)

はい、そんなわけで、本命企業に赴きます。

1回目は顔合わせのような面談で、2回目以降が採用面接を数回するという感じです。

1社目の流れでわかると思いますが、僕はとにかくゲームAI開発がしたいという熱が強かったので、ただ本音をそのまま垂れ流すだけで面接はスムーズに進みました。

自分がやりたいこととマッチしているとこんなにも正直な気持ちがあふれてとまらなくなるものなのか、と自分自身驚いたものです。

実績もマッチしたので、本当にただ楽しくお話をしただけで気づいたら内定をいただいていました。

この時点で、友達主催のイベントから数えて37日目でした。

タイトルについて

読者のみなさんの中にはこんな感想を持った方がいるのではないでしょうか

「『未経験が』『37日で』というのは詐欺ではないか!!」

はい、未経験というのは業務としてのAI開発経験がないことを指しており、実際は趣味でゲームAIを開発していました。当然それまでの経験を含めれば37日には収まらないです。

趣味とはいえゲームAI開発は当時まででも6年ぐらいの経験がありましたし、足りない技術があれば精進を重ねて身に着けてきたつもりです。きっとAIエンジニア以外の職種でも同じようながんばりは必要なんじゃないかと思います。

 もし「未経験でも簡単に、何の努力もせずに望みの職を得る方法」を期待してこの記事を読んでくれていた方がいたとしたらすみません。きっとそんな方法はないんじゃないかと思います。

この記事の主題はもっと別のことです。

この記事で言いたかったこと

今回の転職活動で僕が成功できた要因は大きく分けると以下のようなものが挙げられると思います。

  1. 興味のあることに対し、継続して行動を起こしていた
  2. 興味のあることに対し、結果を残していた
  3. 興味のあることとマッチする会社、職種が存在した
  4. 興味のあることとマッチする会社と出会うことができた

2に関しては、がんばっていれば結果が絶対についてくるといものではないですし、

3に関しては、存在しないものはどうしようもないと思います。

でも、1に関しては誰でもできそうじゃないですか?だって、興味あることなんですから。興味あることがない人は興味を持てることを探すといいかもしれません。

で、4については僕も転職活動をして初めて自分にマッチする会社の存在に気づくことができました。探す前から「ない」と決めつけていませんか?

「努力していればきっと夢は叶う」

なんてきれいごとは口が裂けても言えませんし、そんな言葉を吐く人間は信用ならないと思いますが、

行動をしない限り何も得られなかったというのは間違いないです。

僕自身、友達の就活イベントの後押しがなかったらきっと行動ができていなかったと思います。

もし読者の皆さんの中に、現状に不満を抱え、苦しんでいる人がいたら、この記事を行動のきっかけにしていただけたらうれしいです。

この記事が、あの時の僕にとってのあの就活イベントのような大きなきっかけになることを願いつつ、この記事を終えたいと思います。ではでは。